蓼科山〜2015年登り納め!

タマケンひとり山岳部。
2015年の登り納めは、蓼科山へ。
今シーズン最初の雪山登山です。

以下、蓼科山登山の記録です。
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タマケン冬休み初日の12月30日、
4時30分に自宅を出発。

中央道は諏訪I.Cで降り、八ヶ岳を眺めながらビーナスラインを走りました。

雲ひとつない晴天に心が弾みます。
蓼科山の登山口(スズラン峠)に向かう途中、
赤く染まった中央アルプス:木曽駒ケ岳を見ました。

(★→2015.木曽駒ケ岳の記録)
甲斐駒ヶ岳を中心に南アルプスも。

(★→2015.甲斐駒ヶ岳の記録)
そして前方には蓼科山も姿を現しました。

諏訪富士とも呼ばれる独立峰です。
途中、鹿の親子に遭遇。

キツネにも会いました。
スズラン峠にある駐車場。

7時30分、登山スタートです。
駐車場のすぐ近くにある登山口から。

笹の道。

眩しいくらいの朝日。

登り始めは薄暗い樹林帯を歩く事が多かったので、初っ端からの太陽はとても新鮮に感じます。

平坦な笹ゾーンはすぐに終わり、短い急登が始まります。

や、急登と暖かい陽射しですぐに汗だく。

インナーのダウンを脱ぎました。
平坦の道と急登が繰り返し、
雪が少しづつ多くなってきました。

凍結箇所も出始めたので、いよいよアイゼン。
12本爪も用意はしていましたが、今回はチェーンスパイクで。

雪山気分、ストックもピッケルに持ち替えます。

そしていよいよ、蓼科山の全容が前方に現れました。

ここから山頂まではほぼ一直線の登りです!


少し妻がバテ始めたのでここで休憩。
コンビニで買ったモミジ饅頭を食べました。

こんな炭水化物や糖質摂取による効果って、山ではすごく分かりやすくて、
食事後のパワー回復がすぐに実感できます。
充電完了、前に進みます。
木々も白くなり始めました。

青い空と白い木々のコントラストが本当キレイです。

そして、蓼科山特有の縞枯れ現象のゾーンに突入。


木々が立ち枯れて、遠くから見ると縞状の模様に見られるので縞枯れといいます。
原因はまだはっきりしないそうですが、山の自浄作用とか木々の世代交代によるものだとか。
単純に環境破壊的なものかと思っていましたがそうじゃないんですね。




森林限界を超えました。
岩石帯へ。


蓼科ブルー。
空が青すぎます。


風も少し吹き始めました。


八ヶ岳がキレイに見えます。

(★→2015.八ヶ岳の記録)

そして山頂!
岩がゴロゴロとした広大な山頂です!


山頂標識で記念写真!

今日デビューしたゴーグル&バラクラバ。

中央にある神社へ。

今年無事に登山ができたことの御礼、
そして来年の登山の安全を祈願。

広大な山頂を歩きます。

蓼科山の山頂からは、今年登った多くの山々が見えました。
北アルプスです。

今年、念願だった剱岳に登ることができました。
立山の縦走や、奥大日岳も。
(★→2015.剱岳の記録)
(★→2015.立山縦走の記録)
(★→2015.奥大日岳の記録)
(★→2015.浄土山の記録)
浅間山も見えます。

今年、浅間山の外輪山である黒斑山に登りました。
(★→2015.黒斑山の記録)
美ヶ原も見えます。

スノーシューハイクはすごい幻想的な感じでした。
(★→2015.美ヶ原の記録)
遠くにちょこっと尖って見えるのは金峰山の五丈岩です。

初めて12本アイゼンを付けて登った山です。
(★→2015.金峰山の記録)
ギザギザの稜線、あれは両神山。

鎖場地獄な八丁屋根ルートは本当凄かった・・。
(★→2015.両神山の記録)
登り納めの山の頂上で、今年登った代表的な山々を眺めらたのはナカナカ感慨深いものがありました。

ランチ休憩は、すでに営業が終了している蓼科山頂ヒュッテの脇で。


オニギリは凍ってしまうので、今日はパン。

動いていないととても寒くて指先も痛くなるので、早食いします。
蓼科山山頂ヒュッテ前の案内板には、エビの尻尾。

そして下り。


雪不足を実感するのは、スキー場だけに雪があるこの光景。

再び樹林帯。





振り返れば、先ほどまでいた蓼科山山頂が見えました。

笹ゾーン。


13時ちょうど、無事に下山!


雪は少なかったのですが、
パーフェクトな天気のおかげで素敵な山行となりました!
帰りの車窓からは、蓼科山(左)と、

八ヶ岳がほんとキレイに見えました。

以上が、2015年の登り納め:蓼科山の記録です。

2016年も安全に登って行きたいと思います。
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