木曽駒ヶ岳、宝剣岳 ~ テント泊のつもりが・・

木曽駒ヶ岳、宝剣岳 ~ テント泊のつもりが・・

タマケンひとり山岳部。

シルバーウイーク山行:第1弾。
木曽駒ヶ岳
中央アルプスの最高峰(2.956m)です。
(百名山のひとつ)。

今回は、テントを担いで1泊2日の山登りをしてきました!

以下、その山行記録です。
*****************

実は、木曽駒ヶ岳、
ロープウェイで一気に標高2.645mまで上がれてしまいます。
なので、山のガイド本等でも「初級の山」だとか「アルプスデビューの山」とか書かれています。

つまり、お気軽にアルプスの絶景を拝めることができる山なわけで、
登山者だけでなく、多くの観光客の方が集まります。

多くの登山ブログ等を拝見すると、
「ロープウェイが激混みで2時間待ちだった」とかが普通で、
それを回避すべく「チケット売り場に深夜から並ぶ人」がたくさんいるそうです。
まして今回は、シルバーウイーク!どれだけ混むのでしょうか。。

そんな心配もしましたが、
「テントで1泊するのだから激混み2時間待ちでもいいよ。のんびり行こう」。
そんなスタンスで(遅め)朝4時に家を出発しました。

駒ケ根にある菅の台バスセンターに到着したのは、朝6時30分。
マイカー規制がある為、ここからロープウェイ発着駅「しらび平駅」まではバスに乗り換えです。

バスは臨時便がたくさん出ており、10分くらい待ちですぐに乗車できました。

バスで「しらび平」までは30分程。
途中、車窓に猿が現れたり。

しらび平に到着。
そこで、びっくり。
なんと、待ち時間なしでロープウェイに乗ることが出来ました!

肩すかしを食らった感じです。
(※翌日は2時間待ちだったようで、この差は何なのでしょうか。運がよかったです。)

快晴!

最高です。
ロープウェイは8分ほどで千畳敷駅へ。

千畳敷駅を降りると、いきなりの絶景!
これがあの有名な、千畳敷カールです。

紅葉も始まっていました。

駒ヶ岳神社で安全を祈願してから、

出発!

このカールを、乗越浄土まで約1時間かけて登ります。

振り返ると、南アルプスの山々と富士山。

青空と白い岩肌、そして紅葉。
や、本当キレイ。

テントや調理道具、寝袋は自分が背負います。
60Lの青いザック。

乗越浄土まではあと少し。

乗越浄土に到着。

「疲れた~」と倒れ込む三男。

とは言え標準CTより早く歩けており、健脚な小学1年生です。

乗越浄土には、宝剣山荘と天狗荘の2つの山小屋があります。
これら山小屋の先に見えるのが中岳。

まずは、あの中岳の先にあるテント場を目指します。。
穏やかな稜線歩き。

そして中岳山頂に到着。
木曽駒ヶ岳の頂きと、その麓にあるテント場が見えました。

休憩しつつ、中岳山頂にある巨石に登ってみます。

浄土乗越を返り見れば、その奥にある宝剣岳がよく見えました。

穏やかな木曽駒ヶ岳の中で、異質に際立つ急峻な岩峰です。
滑落事故も多いとか。
今回は、三男も一緒なので後から自分だけで登るつもりです。

テント場に到着。
テント場を管理する山小屋:駒ヶ岳頂上山荘さんに、@900円/人を払います。

(飲み水とトイレ使用もOKになります。)

そしてテント組立。
夏に雷鳥沢で山岳テントデビューしており、今回が2回目。

5分程度で組みたて終わるだろうと思っていたら。。
ここで、大きなミスが発覚

なんと、テント本体だけ、間違えて2人用を持ってきてしまいました。。
フレームとフライシートは3人用。
いくら頑張っても組立てられません。。

意気消沈。
楽しみにしていたテント泊が出来なくなり、かなりテンションが下がりました。

結局、日帰りか・・・とも思いましたが、
せっかくここまで来たので、山小屋泊に変更することに。
山小屋:駒ヶ岳頂上山荘さんに急な宿泊を頼みました。

とは言え、シルバーウイークなのでもちろん相部屋。
だと思っていましたが、「お子さんがいるから」と個室を用意してくれたのです。
ありがとうございました。
これが、その個室。

少し休憩。
重たいザックを部屋に置き、アタックザックを担いで宝剣岳へ向かいました。
(途中、乗越浄土にある宝剣山荘でランチ。)

昼ごろからガスに覆われ始めた宝剣岳。

宝剣岳は自分だけで登るつもりですが、
妻と三男も行けるところまで行ってみます。

こんな看板も立っています。

で、結局。
「行けるところ」がどこまでか分からず、

最後まで行ってしまいました(笑)。
私的には思ったよりぜんぜん楽勝でしたが、
三男を抱えながらは緊張します。

頂上には、人ひとりが立てる石があり、そこにも上がってみました。

これは正直怖かったです。
登るのはいいのですが、降りるのが恐怖。
足が短くて下の石に届かず。。

(ちなみにここに立つと、
千畳敷カールや浄土乗越からはこんな風に見え、

「あっ、あそこに人が立ってる!」と言われています。)

宝剣岳を下った頃はガスッガス。

山小屋に戻り、

ビールを飲んでから昼寝。

山で飲むビールは沁みます。

午後3時。
ようやく木曽駒ヶ岳の山頂へ向かいます。

ガスも少し晴れてきました。

テント場のテントもだいぶ増えています。

木曽駒ヶ岳の山頂へは、緩い稜線を歩いて20分ほど。

あっという間です。

まずは、駒ヶ岳神社へ。

手を合わせます。

お地蔵さん。

中央アルプスの最高地点。
標高2.956m。

広がる雲海。

お菓子を食べながら、しばらくぼーっと空と雲を眺めていました。

虹の塊。

で、しばらくするとまたガスに覆われ、

でも、また晴れたり、

でも結局ガスガス。

小屋に戻って、早めの夕食に。

もちろん自炊。
肉ラーメンを作りました。

夕暮れ時。
雲が多く、半ばキレイな夕焼けをあきらめていたのですが、
徐々に西の空が明るくなり始め、

山肌がオレンジ色に染まりました。

雲海に沈む夕日。本当キレイでした。

真っ赤に焼けた空。

写真右手、雲海に浮かんでいるように見える山は、御嶽山です。
あと1週間で噴火から丸1年。。。
いまだ上がる噴煙が見えました。

日が沈むと、

急に気温が下がります。
山小屋でストーブ。

夜7時30分頃、布団に入ると一瞬で寝てしまったようです。
目が覚めたのは朝の4時。
テント場の方々も起き始めたようです。

防寒着とヘッドライトを装着して、木曽駒ヶ岳山頂を目指します。

御来光を求める光の列。

結局。御来光を拝むことは出来ませんでしたが、

真っ赤に染まる赤い雲がキレイでした。

このまま小屋へ戻るのはもったいないので、
「馬の背」方面を歩きました。
山頂の喧騒を離れ、誰もいない静かな稜線。

チングルマ。

朝の御嶽山。。

ウラシマツツジ。

小屋に戻った頃、ようやく太陽が顔を出しはじめ、

一気に明るくなりました。

下山。
中岳を越え、

浄土乗越に着いたところで、

「も一度、宝剣岳。登っちゃおう」となりまして。

また無事にクリア!

昨日味わった恐怖心のせいで、この石には上がれませんでした(笑)。

千畳敷カールを下ります。

登ってくる人が昨日よりも全然多い気がします。
紅葉も昨日より進んだように見えました。

や、千畳敷カール、絶景です。。

剣ヶ池付近の紅葉。

ナナカマド。

しらび平に降りた時、
ロープウェイは、登り2時間待ちの状態でした。

バスで、菅の台バスセンターの駐車場に戻り、
すぐ近くの明治亭でランチ。
駒ケ根の名物:ソースかつ丼。

馬刺し。

木曽駒ヶ岳。
体力的には楽で、山登りの達成感とかはあまり得られませんが、
景色もよく、家族のハイキングとしてすごく楽しめました。

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