雪の金峰山に泣く~初ピッケル&12本アイゼン。

雪の金峰山に泣く~初ピッケル&12本アイゼン。

タマケンひとり山岳部。
今日は、百名山のひとつ金峰山(きんぷさん)。
(山梨県と長野県の県境にあります。)

山登りを始めてからずっと登りたいと思っていた山です。
頂上の一角にある五丈岩がカッコよくて。
まさか雪山の状態で登る事になるとは思っていませんでしたが、
初ピッケル&初12本爪アイゼンを装着してチャレンジしてきました!

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朝4時、自宅を出発するも、
しばらくしてデジカメにSDカードが入っていない事に気が付き、
自宅に引き返してから再出発。

天気は晴れ予報。
しかし、中央道は霧の中。

大丈夫かな?と不安になりましたが、
須玉ICを降りた頃には雲がとれはじめ、

山に近づいた頃には雲が無くなりました。

昨年登った瑞牆山の稜線もくっきり見えます。

瑞牆山荘近くの県営駐車場に駐車。
まずは富士見平小屋を目指してスタート!(AM7:00)。
(富士見平小屋までのルートは、昨年歩いた瑞牆山へのルートと同じです。)

登り始めてしばらくは、ほとんど雪はありません。

途中、瑞牆山がキレイに見えます。

しばらくすると雪が多くなってきました。
凍結している場所も増え始め。
いよいよ12本爪のアイゼンを装着です!!
私のはワンタッチ式。

妻のはセミワンタッチ式。

ちなみに靴も本日デビュー。
雪山用です!
(12本アイゼンは雪山用登山靴でないと装着できないのです)。

で、すぐに富士見平小屋に到着。

テント泊の方々もいました。

5分ほど休憩。

いよいよ金峰山へ向かいます!(ここからは初めての登山ルート)。

急登が多く、長い長い樹林帯。

だんだん息がきれ、脚が重くなり始めました。
普段はこんな事なかったんですが、今日はほんと体が重く・・・・。
年配の方々にも抜かれまくりでした。

大日小屋(無人の素泊まり施設)を通過。

大日小屋前の木々と青空がキレイでした。

大日岩への急登。

この頃、すでに疲労感いっぱいだった私(笑)。

大日岩に到着。

もう少しで稜線だっ!と頑張る私と妻。

情けないけど、本当しんどかった~。

で、ついに稜線へ。
砂払いノ頭。

ここでストックを収納し、ピッケルに持ち替えます!初ピッケル!
登山家になった気分になります(笑)。

滑落停止用の道具:ピッケル。
とは言え、あまり使い方もわかりません(笑)。
モンベルの店員さんに教わった知識だけを頼りに、いざ進め!

南側は断崖。

トラバースぎみに北斜面を進みます。

急斜面を慎重に下ります。

振り返ると。

頂上はあと少し。

ヘトヘトで休憩。
頂上の五丈岩がもうすぐそこに見えます。

再び歩き始め、

ついに、

五丈岩に、

到着しました!!

感動!
自然の造形物なはずですが、なんだか人が造った神殿のようにも見えます。

五丈岩から5分ほど歩くと、

2.599m 金峰山の山頂です!

山頂から見る五丈岩。

山頂から見える瑞牆山。

疲れた足を伸ばしてアルフォートを食べます。

そしてもう1枚、五丈岩を背景に記念写真。

11:30 五丈岩の下でランチ。
ハヤシライス。
持参したおにぎり&ジェットバーナーで温めたレトルトで作りました。

が、さすが氷点下、温めたハヤシライスもすぐに冷たくなってしまうので、
飲み込みます。

止まっていると寒くて指先が痛くなります。
なので、早々に下山開始。来た道を戻ります。

帰路、大日岩あたりで、左ひざが崩壊(笑)。
激痛をロキソニンでごまかしてひたすら歩きました。

富士見平小屋に到着。

あ~膝が痛かった。

雪が無くなり、アイゼンを外して手持ちで歩く妻。

無事に下山できたのは 15:43。

休憩時間を入れて8時間43分。。。
や、体全体がやばいです。

また登ります!