雲取山!

雲取山!

タマケンひとり山岳部。

雲取山に登りました。

東京の最高峰であり、東京唯一の百名山!

ひさしぶりに筋肉痛になりました。

以下、その記録です。
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夜明け前の奥多摩湖。

カーナビの誘導する林道が通行止で、
駐車場までのルートが分からず30分程ロス。

駐車場(丹波山村村営駐車場)に到着したのは、
ジャスト6時。
登山靴を履き、準備運動。
6時15分、歩き始めました。

今日は標高差約1300m、往復20km越えの行程。
1泊のコースとして紹介するガイド本がほとんどですが、日帰りを試みます。

歩き始めは、杉の植林帯。

素敵な廃屋もあります。

薄暗い樹林帯、どこか陰鬱な感じの山中。
ひさしぶり、この「奥多摩感」。
嫌いではありません。

しばらくすると、陽の光が差し込んできました。

ドングリの空襲。

たくさん落ちてきて、頭にも当たります。

シカ2頭に遭遇したのは、堂所を過ぎた頃。
曲がり角で鉢合わせしてしまい、お互いビックリ。
一目散に逃げていきました。
自分も慌ててしまい、シャッターを押せませんでした。

ちなみに、奥多摩ではシカによる森林被害が深刻だそうです。
散弾銃やライフルを使って捕獲を行っているという案内もありました。

(タマケン社員旅行:屋久島で食べたシカ肉を思い出します。)

黙々と歩きます。
最初の2時間くらいは、
ほとんど人に会えず寂しい山中。

七ッ石小屋に到着したのは、7時50分。

トイレを借りました。
(キレイなバイオトイレでした。)

七ッ石小屋からは、富士山もよく見えました。

ここから、まずは七ッ石山を目指します。

紅葉はまだ始まったばかりな感じ。

七ッ石神社は、

倒壊寸前でした。

この坂を登って、

七ッ石山山頂に到着。

でも、すぐ下ります。

このへんから、
下山を始めた多くの宿泊登山者さんとすれ違うようになりました。

ここから雲取山の山頂までは、石屋根と呼ばれる稜線を歩きます。

この稜線。
山火事延焼を防止するための「防火帯」となっています。
この防火帯な稜線が、雲取山独特の風景を作っているんですね。

雲取山名物「ダンシングツリー」も発見。

稜線歩きが始まり、最初のピーク:ヨモギノ頭。

ジグザクな登り、疲れます。

次のピークは、小雲取山。急登。
山を覆う笹の緑と、

空の青とのコントラストがキレイです。

小雲取山を登り切れば、ゴールはあと少し!
あの赤い屋根:避難小屋が目印です。

が、ここで判断ミス。。。

ここで、雲取山山頂へ直接向う事を止めてしまいました。。
選んだのは、巻き道を通り「雲取山荘」に寄ってから山頂へ向かうルート。
有名な雲取山荘を見てみたいという理由から。

雲取山荘への巻きみち。

ここで私、転倒(滑落寸止め)。
脇腹を打ちました。
崖下に落ちたストックを拾うのも大変でした・・。

30分ほど巻き道を歩き、

雲取山荘に到着。

今まで、多くの山ブログで見てきた山荘です。
部屋に炬燵があるんだとか。

が、宿泊しない私にとっては、山荘に寄っても特に意味の無い事に気づきました。。
コーラを1本買い、ベンチで持参したオニギリを食べました。

(次回は、子供と一緒に泊まりに来よう。)

雲取山荘から山頂までの登りはなかなかの急登。
途中、両神山の八丁屋根が見えました。

今年のGWに登った八丁屋根
いまだに思い出すと怖い山です。

そして、10時50分。
ようやく山頂に到着しました!

標高:2.017m。

実は、雲取山山頂。
東京、山梨、埼玉、3つの都県境界が接するポイントで、山頂の標識が3つもあります(笑)。

さきほどのが東京の、こちらが埼玉の。

もうひとつ山梨のもあります。

先日登った甲斐駒ヶ岳がうっすら見えました。

山頂にある避難小屋。

避難小屋付近の石に腰をおろし、

稜線を眺めました。

どこか大菩薩嶺にも似ている気がします。
ジオラマチックな感じ。

この石屋根を歩いて下山。

少しして振り返った山頂。

紅葉はまだこれから。
目立った植物は、マルバタケブキというフキの綿。

他、気になった花。

これはトリカブト系?

そしてただひたすら下り続けます。
ひたすら。
(下山は、七ッ石山を経由しないルート)。

林道が見えた時は、ホッとしました。

駐車場に戻ってきたのは、13時45分。

休憩も含めTOTAL:7時間30分。
七ッ石山、雲取山荘を経由してこのタイム、
なかなか健脚ですよね??(自賛)。

ひさしぶりに翌日、筋肉痛になりました。。