ガスガス会津駒ヶ岳。。

ガスガス会津駒ヶ岳。。

タマケンひとり山岳部

福島県の
会津駒ヶ岳に登りました。

今年6月、タマケンの飯田さんが
田代山から撮影した会津駒ヶ岳。

たおやかで美しい山容。
早く登りたいなと思っていました。

以下、会津駒ヶ岳、
9月3日(日)の山行記録です。

******************

深夜の出発。
東北道を西那須塩原IC.で下り、
長い下道を走って桧枝岐(ヒノエマタ)へ。

桧枝岐:滝沢登山口。
6時10分、この階段から登山スタート。

ブナやダケカンバの原生林。
最初から急登が連続しました。

晴れるか曇るか。
微妙な天気予報でしたが、
結果は最悪・・。

厚い雲に覆われ始めました。

※この日。
南アルプスや八ヶ岳方面はよく
晴れていたそうです。本当がっかり。

小雨も降り始めました。

悪い事は続きます。
妻が、レインウェアを
忘れてきた事に気づきました。

どんな山&天気でも、
雨具を持参するのが登山のルール。

9月初めでしたが、
福島の山はもう肌寒く、
濡れたら低体温症の危険もあります。

このまま進むのはもうヤバいな、
そう思って「もう帰るか」の議論_。
けれど「雨すぐ止むよ、大丈夫だよ」という正常性バイアスが作動してしまい、そのまま歩き続けました(笑)。

______

勾配が緩むと、
草原状の湿地帯が始まります。

池塘も現れました。
※湿原の泥炭層にできる池沼です。

ガスガスの湿原。
晴れていたら、
すごくキレイナ景色なんだろうに・・
悔しくて泣きそうでした。

この会津駒ヶ岳と同じように、
山頂に湿原が広がる巻機山。
去年8月に登りましたが、あの日も
ガスッガスでした。湿原に恵まれません。

幸いにも小雨は止みました。
でも、ガスで体が湿ります。

霧の向こうに山小屋が見えました。

______

駒の小屋のベンチで休憩。
けれど強風が吹き始め、
すぐに退散。
山頂に向かいます。

風に波打つ駒ノ大池。

山頂直前。
強風が吹き荒れていました。

そして8時50分、
会津駒ヶ岳山頂に到着。
標高:2.133m
山頂に着いた途端に、
風は穏やかになりました。

晴れていたら拝めた名峰たち。

_______

とりあえずピークは踏めましたが、
ガスガスの景色で充実感はあまり無し。

なので、
もう少し先まで行く事にしました。
中門岳を目指します。

ニッコウキスゲが、
まだ少し咲いていました。

ほぼフラットな緩やかな湿原。
晴れていたら、
ほんと最高だったと思います。

そして、
中門岳の標識がある中門大池に到着。
中門岳にはピークは無く、
一帯がこの名称だそうです。

さらに進むと、
池塘だらけの湿地帯に入ります。

ここで木道をくるっと回ってUターン。
駒ヶ岳のほうへ戻りました。

なんとなく、
視界がよくなってきました。往きよりは。

終わりかけのワタスゲ。

イワショウブ。

キンコウカ。

チングルマの穂。

池塘のそばには
食虫植物:モウセンゴケも。

_____

下山中。
雲の隙間に青空が少しづつ出始め、

樹林帯に入ったら晴れるという、
よくある残念なパターン。。

樹林帯をダッシュで下山。
11時40分に
滝沢登山口に戻って来れました。

や、
ほんとリベンジしたいです、会津駒ヶ岳。
次回はドピーカン狙います。

_______

桧枝岐で、
蕎麦を食べて帰りました。

車窓には蕎麦の花。
道の駅にあったブロンズ像。
タマケンスタッフに激似・・・。笑っちゃいました。