安達太良山!

安達太良山!

タマケンひとり山岳部。

初めての東北遠征。
福島の安達太良山に登りました。

5月4日。
ゴールデンウイークの登山記録です。
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早朝(夜中)から東北道を走り、
登山口に到着したのは朝7時。

三男の体力を考えて、
最初の少しだけロープウェイを使います。
営業前でした。
始発まで1時間待ち。

8時20分始発。
後ろには名前の知らない福島の山々。

ロープウェイを降りて、
8時30分:登山スタートです。

残雪の樹林帯から。

ノーアイゼンで大丈夫です。
先頭は三男。

樹林帯を抜けました。
雪の斜面を進みます。

ツツジや笹の低木帯に入ると、
泥濘の洗礼です。
ドロッドロッ・・。

靴の汚れを、
雪で落としながら進みました。

山頂が見えました。

あの山頂にある岩の突起。
「乳首」と呼ばれています。
安達太良山は、
別名:乳首山とも言うそうです。

乳首下にある標識。

もちろん、
乳首にも登ります。

安達太良山山頂!
標高1.700m。

360°のパノラマ。
山頂でゆっくり休憩しました。

正面に、磐梯山や西吾妻山が見えます。

東北の山の事は、まだほとんど知りませんが、

飯豊連峰や蔵王山もありました。

智恵子抄(高村光太郎著)で
智恵子が言った「ほんとうの空」。

乳首を下ります。

この鎖場で三男が難儀。
足が届かないっ!と途中で固まりました。

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さて。
ピークハントは終わりましたが、
これからが安達太良山登山の核心です。

楽しみはここからでした。

牛の背と呼ばれる尾根を歩いて、
北へ進みます。
気持ち良い稜線歩き。

面白かったのは、
地面の色が変化していった事。
グレーから赤褐色、そして黄色へ。
異世界(宇宙的)へ向かう感じがします。

そして黄色の向こうに、

沼ノ平という爆裂火口が現れます。
火星?のような荒涼とした風景。
大迫力でした。

硫黄、硫化水素の臭いもしました。
安達太良山は活火山です。
※沼ノ平は立入禁止区域となっています。

沼ノ平から峰の辻へ。
雪渓を下ります。

ここの雪は、硫黄によるせいか、
表面が薄い褐色をしていました。

雪渓を抜けると峰の辻。

続いて、
くろがね小屋を目指します。

再びの雪渓。

大きな落石の跡もあり、
少し不安な雪渓トラバース。
ペースを早めて歩きました。

だいぶ下ってきました。

雪が腐っています。

ズボズボの急斜の下に、
くろがね小屋が見えました。

くろがね小屋でしばらく休憩。
温泉のある素敵な山小屋です。
夕食のカレーも名物だとか。
泊まりで来たいです。

休憩を終えたら
登山口まで下ります。

こんな箇所も多々ありましたが、
三男も無事にクリア。

振り返ると、
乳首から馬の背、くろがね小屋。
歩いてきた尾根や雪渓が一望できました。

のどかな勢至平(せしたいら)。

ここから。
泥濘地獄が始まりました。
1時間くらい続いたと思います。
ひたすらこんな泥濘を下りました。

泥濘が終わってほっとした樹林帯。

鳥川にかかる橋を渡ります。
この時期まだ、あだたら渓谷遊歩道は
閉鎖されていました。

新緑前でしたが、

ショウジョウバカマが咲いていました。

13時45分。
登山口に無事に戻って来れました。
今日もがんばった三男。

登山口付近で、
つくしの群生を見つけました。

カタクリも咲いていました。

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初めての東北の山。
安達太良山は、素晴らしすぎました。

東北には百名山が14座もあります。
これからは、
東北も攻めていこうと思いました。

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遅めの昼食(15時過ぎ)。
登山口のある岳温泉(だけおんせん)へ。

有名な成駒食堂。
終わりかけのランチ行列に並び、
名物ソースかつ丼を食べました。

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今回は泊りでした。

ただ。
前日5/3の夕方に決めた登山だったので、
空いているホテルが全くありませんでした。

ようやく見つけた空室は、
90km離れた会津の芦ノ牧温泉。

移動が疲れました。

昭和レトロな、
芦ノ牧温泉で一泊。

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翌日5/5(子供の日)。

会津で遊びました。

【大内宿】

学生時代、ゼミ合宿で訪れたぶり。

名物:ねぎそば。
ねぎ1本を箸にして食べます。

高台から眺めた街並み。

用水路で冷やしたラムネ。

【会津若松:飯野山】

さざえ堂。
二重螺旋構造。

白虎隊自刃の地。

【七日町】

帰路、磐梯山が見えました。