残雪の乗鞍岳

残雪の乗鞍岳

タマケンひとり山岳部。

5月最後の日曜日。
北アルプス:乗鞍岳に登りました。

北アルプスの南端にある乗鞍岳。
標高は3.026m。
百名山の一座です。

3.000m峰ではありますが、
登山口(畳平)がすでに標高2.702m。
最もイージーでお手軽な3.000m峰という評判。

半ば観光的な山でもあるので、
シーズン前:残雪期に登る事にしました。

以下、乗鞍岳の記録です。
__________

早朝(夜中)に家を出発。
岐阜県高山にある「ほうのき平」へ。

ほうのき平からは、
マイカー規制の為、バスに乗り換えます。

登山口(畳平)の情報。

始発便(6:50発)に乗れました。
寝不足なので、
バス内で寝るつもりでしたが、
久々の北アルプスに興奮。。
寝れませんでした。

畳平に到着(7:30)。
まだ御店は営業前。
トイレだけ済ませてすぐに出発です。

スタート地点にある鶴ヶ池。
ブルーの濃淡がキレイでした。

鶴ヶ池を背にして登ります。
思ってたよりも寒く、
風もありました。

背景は北アルプスの名峰たち。
槍ヶ岳や奥穂高岳。

すぐに最初のピーク:富士見岳。
正面奥に見える尖ったピークが剣ヶ峰。
乗鞍岳の最高峰です。

あの剣ヶ峰を目指します。

※ちなみに。
乗鞍岳という名前のピークはありません。
「乗鞍岳」とは、
最高峰:剣ヶ峰を含めた23の峰々の総称です。
(八ヶ岳や那須岳と同じ、よくあるパターン)。

雪道に変わったところで、
アイゼンを装着しました。

摩利支天岳の東面をトラバース。

転んだら、下まで滑って行きそうです。

そして雷鳥に遭遇。

我々を見るなり走り去って、
飛んでいきました(耐空時間はわずか)。

山小屋:肩の小屋が見えました。
(この時期まだ営業していません。)
ここから剣ヶ峰の山頂へは1時間ほど。

進みます。

ハイマツ帯で、
再び雷鳥に会いました。

いつも通り、登りに弱い妻。
直登にヘトヘトになっていましたが、

がんばります。
背後には再び、
オールスターズが現れました。
振り返っては何度も写真を撮りました。

それにしても青い空。
白い雪と黄ザックが映えます。

進みます。

蚕玉岳(こだまだけ)という小ピークに着。

ここから剣ヶ峰山頂はすぐです。

山頂直下の小屋。
その脇を通ります。

最後の登り。

鳥居をくぐると、

乗鞍岳:剣ヶ峰の山頂です。
標高3.026m!!
(左後ろに見えるのは御嶽山。)

山頂にある奥宮。
この時期は閉まっていますが、
夏には宮司さんがいらっしゃるそうです。

風があったので、
奥宮の軒下で隠れて休憩。
チーズやパンを食べましたが、
寒さで指が痛くなり始めたので下山開始。

____

帰りのバスは1時間に一本。
タイミングよくバスに乗れるよう、
ダッシュで下山しました。

が、鶴ヶ池が見えた時点で
バス発車まであと5分・・・。
あきらめずバス停まで走りましたが、
バスは目の前で走り去って行きました。

結局、畳平で1時間の道草。
御土産を買ったり散歩をして時間を潰しました。

魔王岳の下の青い池。

1時間後のバスで、
ほうのき平へ帰りました。

________

乗鞍岳。
これで百名山36座クリアです。