鎖場地獄〜両神山:八丁屋根コース!!
- 2015.05
- 5月 日本百名山 秩父・奥秩父・奥武蔵

タマケンひとり山岳部。
今日は、秩父にある両神山(りょうかみさん)。
日本百名山のひとつです。
鋸歯状の岩山で、
遭難、事故が多い山としても知られています。
(2013年は死亡事故を含め13件。)
最も一般的な登山ルート「日向大谷コース」でさえ中級者向けとされ、
我々のような初心者は、頑張って頑張って歩く険しい山なわけです。
が、しかし。
今回、私が選んだコースは、
上級者コース:八丁屋根コース!!!
ガイド本には、「スリルと緊張が一日続く岩と鎖の危険な世界」と書かれています。
「行けるとこまで行ってみよう、ダメそうなら途中で止めよう」
そう決めて挑んだ山登り。
以下、その記録です。
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5月2日(土)。
3時30分起床で、4時00分出発。
往きは中央道、勝沼IC.から北上して雁坂トンネルを抜けるルートです。
(帰りは、関越:花園ICから)。
トイレ&しっかり準備運動、そして靴ひもをしっかり結びました。
(水はひとり1.5Lづつ用意)。
朝から汗だらだら。
ここから先が、本格的な岩と鎖の世界。
注意書きを読んで、気合いを入れました。
鋸歯状の稜線歩きなので、登っては下りる、下っては登る、アップダウンの繰り返しが続きます。
鎖を繰り返し握っていると、
(小学校の時に)少年ジャンプで読んでいた戦闘士星矢:アンドロメダの瞬を思い出しました。
鎖を使った「ネビュラーチェーン」という技がありましたよね。
本当、かなりの緊張感だったと思います。
ひとつ間違えたら死ぬ感じ。。。
振り返ると、西岳を下る人たちが見えます。
「あんなところ、自分たちも下りて来たのか・・・・・」と自然に声が出ました。
両側が切れ落ちています。
鎖の位置も中途半端で、どこを持って進んでいいか分からず足が震えました。
東岳の頂に向け、まだまだ鎖場が続きます。
もう何回くらいの鎖場を通過したのか分からなくなりました。
東岳から両神山山頂までのルートは、おだやかな登山道。
こんな普通の登山道に、とてもホッとしました(笑)。
山頂はかなり狭く、
日向大谷コースから登頂された方々がたくさんいて大混雑。
鎖場で腕も足もパンパン、なかなかの疲労感でした。
ようやく着いた八丁峠で、ついに妻ダウン。
怪我なく下山でき、本当よかったです、が、
コースの途中で落石を頭に受け、脳しんとう気味になった方を目の前で見ました。
自分たちは運が良かっただけでした。
ヘルメットを含めた装備不足など、反省点もある今回の山行。
それでも、両神山:八丁屋根コース制覇は、少し自信になりました。
夏休み、剱岳に本当に登ろうかな・・・・・。
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