厄王山と菊花山

厄王山と菊花山

タマケンひとり山岳部。

大月にある厄王山と菊花山へ。

ガイド本等では、あまり紹介されていないマイナーな低山ですが、
予想を裏切る楽しい山でした。

以下、その記録です。
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朝6時20分。
大月駅前のコインパーキングに車を止めて歩き始めます。

朝日を浴びた岩殿山。

(※岩殿山の登山記録は⇒こちら

10分ほど歩くと、甲州街道にぶつかり、

横断歩道を渡れば、すぐに登山道。
駅から本当すぐ。「駅前登山」です。

まずは、厄王山の山頂を目指します。

※ちなみに、この厄王山の名前。
古い石碑や鳥居には「厄王山」と記され、地元の人も「厄王山」と呼ぶそうですが、
新しい案内看板や山頂標識の表記は何故か「御前山」となっています。
不思議です。(※ここでは「厄王山」と書かせてもらいます。)

厄王山と書かれた鳥居をくぐります。

昨夜の雨で濡れた道。

滑らないように注意します。

まだ陽の光が差し込む前。
静かで薄暗い山中。

人の気配は全く無く、心細いというより少し怖い程。

7時20分頃、山中にようやく陽が差し始めた頃、

厄王権現が見えました。

安全祈願。

ここから山頂へは、ちょっとしたトラバースもあります。

雨で濡れた石や根っこがよく滑りました。

山頂はすぐそこ。

眩しい。

8時20分、厄王山の山頂に到着です。
標高720m。

快晴!
先週の金時山に続き、またまた富士山の絶景です。

この山頂。
南側がスパッと切れ落ちています。

足が震えました。

断崖から離れた場所で、ゆっくり休憩。
途中ソロの方が1名登って来られただけで、
ほんとう静かな山頂でした。

さあ、
厄王山の次は、菊花山を目指します。
ここからが、実に面白いコースでした。

明るい尾根歩きから始まり、

急下降あり、

藪あり、

藪漕ぎ。

雨か夜露か?藪は濡れていて
服が濡れました・・・。

藪の中から、体長1mほどのキジも現れました。
ビックリ。

小ピークをいくつか越え、ちょっとした岩場もあり。

ようやく菊花山の山頂に到着。

山の間を中央道が走っています。

菊花山からも富士山がキレイに見えました。

ここで三男、妖怪ウォッチのお菓子を開けます。
中のメダルが楽しみ、これが山登りのモチベーション。

そして下山。

菊花山からの下りは、とにかく急下降。。
大月の町が真下に見えるくらい急です。

急なうえ、雨で濡れた斜面。

三男はほとんど滑り台状態でした(笑)。

無事下山もケツ泥だらけ。

厄王山と菊花山。
小さくも色々な要素が詰まった(ミニベストアルバム的な)楽しい山でした。

帰路、渋滞していない中央道に感涙。

家に到着したのも昼前。