ガスガスなバカ屋根~塔ノ岳+丹沢山。

ガスガスなバカ屋根~塔ノ岳+丹沢山。

タマケンひとり山岳部。

丹沢へ。

丹沢エリアは、夏はヒル被害があるとか、歩く距離が長いとかあって、
実は避けていましたが、11月後半にようやく挑戦する日がやってきました。

登った山は、塔ノ岳と丹沢山。
標高差1.200m、往復20km越えのなかなかハードな道のりです。
おまけにガスガスの天気・・・。

以下、その記録です。

*************

登山口の大倉に到着したのは、朝5時45分。
コインパーキングに車を止めました。

5時55分。
ヘッドライトを装着して歩き始めます。

最初の10分くらいは、民家沿いアスファルトの道を歩きます。

振り返ると、秦野方面の夜景がキレイに見えました。

いよいよ登山道が始まります。

暗闇に不気味な人形。

丹沢クリステルさん。

ヘッドライトが頼りです。

観音茶屋に到着したのは、6時20分。
まだ日の出前。

今日は、長い道のりです。
ペースを一定に保ち、なるべく休憩せず歩きます。

見晴茶屋に到着した頃、日の出の時間を迎えました。

が、太陽は厚い雲に隠れていました。

見晴茶屋を過ぎると、
いよいよこのルートの長い長い登りが本格スタートです。

この大倉から塔ノ岳へのほぼ一直線の道は、
通称「バカ尾根」と呼ばれています(正式には「大倉屋根」)。
標高差1200mを、ただひたすらダラダラ登り続けるので、「バカ屋根」。

延々と続く階段。。

7時9分、駒止茶屋に到着。

休憩はせず、ひたすら歩きます。

7時28分、堀山の家に到着。

バカ屋根は続きます。

整備され、歩きやすい道ですが、本当長い・・・・・。

そのうち、、ガスに覆われ始めます。。

花立山荘に到着した8時には、

ガスでウェアやザックが濡れ濡れ。。
レインウェアとザックカバーを装着しました。

ますますガスは濃くなっていきます。

晴れていたら気持ちのよい景色の中を歩けるはずなのですが、
もうそんな世界はどこにもありません。

雨も降ってきました。
階段は滑らないように注意。

ガスガス。

(一瞬ですが、雪も舞いました。)

ちなみに、タマケンひとり山岳部がスタートしてから、
レインウェアを本当の雨具として着用したのは今日が初めてです。

そして、8時45分。

ようやく塔ノ岳の山頂に辿りつきました。

本当ならば、この山頂標識の後ろに富士山がドカーンと見える予定でした(笑)。

山頂にある尊仏山荘で塔ノ岳の記念バッチを購入。

外で、持参したオニギリを食べながら考えました。
「こんなにガスガスだし、もう帰ろうかな。。」

が、妻が言います。
「せっかく来たんだから、予定通り丹沢山まで行こう!」。
まさか、妻からそんな言葉を聞けるとは思いませんでしたが、
それを聞いて俄然ヤル気が出てきました。
よし行こう。

このガスガスの景色。
だんだん、美しくも見え始めます。

うっすら姿を見せる太陽。

倒木から生える苔と水滴。

泥の道。

そして、9時55分。
丹沢山の山頂に到着しました!

タマケンひとり山岳部、17座目の日本百名山です!!
あいにくの天気で眺望は全くありませんが、やりました!

山頂にある「みやま山荘」で一服。

ストーブで暖をとりながら、コーヒーを一杯。

山頂にいたのは30分ほど。
10時30分、下山開始。

戻ってきた塔ノ岳山頂は、人がだいぶ増えていました。

(こんな天気の中、こんなに大勢の人が登っているとは驚きです)。

そして。
塔ノ岳から大倉へ、バカ屋根を今度はひたすら下りました。。
夫婦無言でひたすらの下り(笑)。

途中、紅葉のスナップ。

そして、ようやく登山道が終わり、

大倉に到着したのは、13時40分。

(休憩を含め、TOTAL:7時間45分でした。なかなかいいタイムでは?)

初めての丹沢。
うわさ通りの長いハードな道のりでした。
が、まだまだ登れる体力あります。
だいぶ山登りの力が出来てきたかもしれません。

さあ、次は雪山かな。