晩秋の四阿山と根子岳。

晩秋の四阿山と根子岳。

タマケンひとり山岳部。

四阿山と根子岳に登ってきました。

四阿山は、群馬と長野にまたがる標高2.354mの山。
「あずまやさん」と読みます。
日本百名山のひとつです。

晩秋の四阿山と、お隣り根子岳。

以下、その記録です。

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夜明け前の上信越道。
上田菅平IC.へ。

菅平牧場は、朝靄の中。

その朝靄を抜けると、登山口の駐車場。

すでに大展望。
北アルプスの山々。

登山道の案内板。

根子岳、四阿山どちらから登ってもOKです。
ほとんどの登山者が両方登るようですが、どちらから登るかは、
本当50:50くらいのようです。

我々は、四阿山から登る事にしました。

クマ除けの鈴をザックに付けて。

菅平牧場の道路をしばらく歩きます。

眩しいくらい晴れました。

左に見えるのが根子岳、右が四阿山。

登山道がスタート。

葉を落としたダケカンバの樹林帯は、ほんと明るく気持ちいい。

ちなみに、ダケカンバとシラカバの違いは見た目わかりずらいですが、
「標高1600m以上に生息するのがタケカンバ」というのが簡易な判断ポイントです。

沢を渡ります。

ある登山ブログによると、
ここで転んでずぶ濡れになり下山した人がいたそうです・・。
慎重に渡りました。

笹の道。
昨日の雨か、夜露か。濡れています。

動くと暑い、休憩すると寒い。
上着を脱いだり着たりを繰り返しました。

ダケカンバと笹の明るい道が続きましたが、

すこしづつ景色が広がり始めます。

見おろす、葉を落としたダケカンバの群生がキレイ。

「ガンバ石」、

けどまだまだ疲れていません。

日陰には霜柱。

休憩で、レッドブルを飲んだ頃、

南のほうから、雲がひろがり始めます。

数日前に降ったんでしょうか、雪もありました。

四阿山の山頂まではあと少し。

石の祠を過ぎたら、

もう山頂です。

四阿山 標高2.354m!

タマケン山岳部、百名山16座目。

祠に手を合わせてから、

休憩。
最近、定番化したコンビニの大福を食べました。

山頂は360°の大パノラマ。
これから登る根子岳と、その後ろに見える北アルプス。

浅間山。

遠くに富士山も見えます。

ジャンプ。

続いて、根子岳を目指します。
根子岳へは、下ってからまた登りかえすという少しもったいないルートを辿ります。

せっかく稼いだ標高を300mほど下ります。

なかなかの急降下。

根子岳から四阿山へ向かう人にとっては、ここは「急登」。
何人かとすれ違いましたが、みな大変そうでした(笑)。
足元も、ぬかるんでいます。

そして、ようやく鞍部に到着。

笹に覆われた根子岳が現れます。

キレイナ緑色。

ビーム!

穏やかな登りですが、風が強まってきました。

石に上がって、振り返る四阿山。

黒い四阿山とミドリの根子岳。
色がはっきり分かれています。

風が強まり、帽子が飛ばされそうな妻。

笹と同じようなミドリ色の苔に覆われたグリーンロック。

この岩を過ぎたあたりから、岩ゾーンに突入。

みな溶岩が固まったものです。
かつては火山だったんですね。

みな水平に割れ目がありますが、これを「板状節理」とよぶそうです。
(垂直の割れ目を「柱状節理」と言いますが、立山のケーブルカーから見える材木石がそれです。)

岩ゾーンを抜け、崩壊した崖を歩くと、

根子岳の山頂に到着。

鐘と、

小さな祠があります。

方位盤には、「根子岳」で無く、「猫嶽」と記されていました。

根子岳山頂からも360°のパノラマ。

特に北アルプス方面がよく見えました。

槍ヶ岳も。

お菓子を食べて少し休憩。
そして、下ります。

有刺鉄線が出てきたら、もう牧場です。

美しすぎるダケカンバ。

根子岳の登山口に無事に下山!

休憩時間も含め、ジャスト5時間30分。
それほど疲れず、気持ち良い山行ができました。
危険個所や難所も無いので、スノーハイクもよさそうです。

帰り道、さすが菅平。
ラグビーのグランドがたくさんありました。