真田の岩櫃山!

真田の岩櫃山!
タマケンひとり山岳部。

岩櫃山に登りました。

(いわびつやま)
群馬県吾妻郡にある岩櫃山。
戦国時代、
真田氏の山城:岩櫃城があった山です。

まだ真田丸ロスを患う前、
11月中旬の山行です。

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7時30分。
古谷登山口に車を停め、
すぐに歩き始めました。

集落のすぐ裏に聳え立つ岩櫃山。
大河ドラマ『真田丸』の、
オープニングでも登場する岩壁です。
すごい威圧感、迫力!

ちなみに。
これが真田丸のオープニング画像。
山頂に城が描かれていますが、
実際には山頂に城は無かったそうです。

道沿いにあった案内図。

今日の予定は、以下の通りです。

①「密岩通り」から岩櫃山頂へ。
②「沢通り」を下って本丸跡を見学。
③「屋根通り~旧赤岩通り」で下山。

密岩通り登山口に、
注意勧告がありました。
難易度は2C、高めです。

これから歩く「密岩通り」。
滑落事故が多発したため、
5月から閉鎖されていました。
解除されたのは、つい1ヶ月前・・。

緊張感を持っての登山スタートです。

前日の雨で濡れた地面。

滑りやすく、注意が必要でした。

急登に鎖場。

最初からガンガンきます。

一汗かいたら鞍部に到着。

いよいよ危険ゾーンへ。

集中して、進みます。

そして。

難関:天狗のかけ橋!!
危険なので迂回路もありましたが、
挑戦します。
両側が切れ落ちたナイフリッジ。
情けないですが、
立っては歩けませんでした・・。
必死の四つん這いです。
落ちたら死ぬ、という高所の恐怖感。。
こういうのは本当、克服できません。
天狗のかけ橋を渡り終えると、
今度は長い鎖場です。
妻にはヘルメットを被らせました。
濡れた岩壁に足が滑りました。
もう腕力頼みで登ります。。
北に雲海、
南には妙義山も見えました。
山頂へ向け、
さらに進みます。

そして。
長い鎖場、
最後の梯子を登り、
岩櫃山頂に到着!
標高は802mしかありませんが、
絶壁ゆえの高度感!。
望む上州の山々。
少しだけ休憩して、
山頂を後にしました。
岩櫃城本丸跡を目指し、
東へ向かいます。
途中、
先ほどの山頂がよく見えました。
客観的に眺めると、
あんな所よく登れたなって思います。
天狗のかけ橋も見えました。
渡る途中で、
固まってしまった女性がいました。
見ているだけで手に汗(笑)。
進みます。
沢通りに入りました。
岩壁に挟まれた薄暗い谷部。
天狗の蹴上げ岩。
やがて穏やかな樹林帯。
岩櫃城の本丸跡に着きました。
「真田丸」は毎週欠かさず観てました。
久しぶりにハマった大河ドラマです。
真田昌幸や源次郎信繁がこの場所に
本当にいた事をイメージして正直感動。
祠には、お約束の六文銭。
下山。
屋根通りから旧赤岩通りを歩きました。
紅葉は真っ盛り。
そして無事に下山完了!
下から山頂を見上げました。
登山口付近に、
潜竜院跡という石垣の遺構があります。
織田に攻められた武田勝頼を迎える為、
真田昌幸が建てた御殿の跡です。

ただ結果として、
武田勝頼は、この岩櫃には来ず、
小山田氏の城に向かい裏切りに会います。
「真田丸(第2話)」でも描かれたシーンです。
ちなみに。
その小山田氏の城があったのが、
山梨の大月にある岩殿山!!
⇒⇒【岩殿山の登山記録】
駐車場に戻る道のり。
古い民家の間を歩きます。
駐車場には、
山バッジのガチャガチャがありました。
昼食は、
群馬の卵料理屋さんへ。
糖質制限中ですが、
黒カレーを食べました。