北アルプス:燕岳へ。

北アルプス:燕岳へ。

タマケンひとり山岳部。

梅雨の合間に、
北アルプス:燕岳へ登ってきました。

燕岳(つばくろだけ)は、標高2.763m。

「北アルプスの女王」と呼ばれる美しい山容と、
人気の山小屋:燕山荘。
ずっと登ってみたいと思っていた山のひとつです。

ようやく、アタックする日が巡ってきました。
6月11日~12日の記録です。
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高速は安曇野IC.で下り、
中房温泉に到着したのは朝6時30分。

すでに第1、第2駐車場は満車。
第3駐車場にギリギリ駐車できました。

15分ほど歩いて登山口に到着。
登山届を提出し、トイレも済ませました。

7時30分:登山スタート。
今日は三男もいっしょです。
登山口から山頂までの標高差は約1300m。
燕岳山頂まで続く「合戦尾根」は、
北アルプス三大急登の1つとされています。
三男には少しハードかもしれません。

登山道にはたくさんのイワカガミ。
(山に咲く花の名前、だいぶ覚えました。)

朝はよく晴れていました。

三男、よくがんばり、
ほぼ標準コースタイムで合戦小屋に到着。

しばらく休憩。

小屋の近くに、新緑のナナカマド。

休憩していたら、じわじわとガスがかかり始めました。
気分が急降下。
(キレイナ山頂の景色が見たい。)

ガスが晴れる事を願い、
再び歩き始めます。

しばらくして。
ガスガスの間に「槍ヶ岳」を発見!

こんなに大きな槍を見るのは、実は初めて。
ちなみに、上写真の中の黒い点。
すべて虫です。
登山中、すごい数の虫が、
体中にずっとまとわりついてきました。
(次回は虫よけスプレー必須です。)

がんばる三男。

ガスの中に、燕山荘が見えてきました。

もう少し。

そして、11時45分、

ようやく燕山荘に到着。
残念ながら、まわりの景色はガスの中。

ひとまず、燕山荘にチェックイン。
「登山証明書」を授与され、恥ずかしがる三男。

これが燕山荘の宿泊室内です。
※うちの家族は個室にしました。
山小屋で個室があるって、結構めずらしいです。

カフェで昼食:ビール&カレー。
糖質制限中ですが、登山日は解除。

山小屋なのにケーキもありました。

昼食後。
外に出てみると!

ガスが晴れ始め、青空も見え、
燕岳の山頂が顔を出しています。

槍ヶ岳も。

鷲羽岳や双六岳など、裏銀座方面も。
一転、歓喜。

ザックは部屋に置いたまま、
燕岳山頂を目指します!

有名なイルカ岩。

振り返れば、遠くに燕山荘。

ハイマツ帯。

花崗岩の奇岩たち。


東側から立ち上がる雲は、
西からの風に負け、稜線を越せません。

雷鳥を発見!

槍ヶ岳と雷鳥。

山頂へ。


ハクサンイチゲ。


有名なメガネ岩。

13:39、燕岳の頂上に到着。

そして再びの雷鳥。

初めて飛ぶ(ジャンプする)姿を見ました。
そしてこの後も雷鳥を2羽発見。
こんなに雷鳥に遭遇してしまうと、
発見した時の感動も薄まっていきます(笑)。

燕山荘。
5時からの夕食。

夜。

オーナーさんによるホルンの演奏。
雪や雷鳥や熊、、自然についての
興味深い話も聴きました。

ビール、酎ハイ、ワイン。
泊まりの登山ならではの楽しみ。

2階床梁は、チョウナ掛けされた松。
ボッカさんが下界から担いで運んだそうです。

気づけば朝。

4時から朝焼けを眺めました。

こちら裏銀座方面。

東の空。

4時40分、御来光!

テント場にも朝日。

モルゲンロート槍ヶ岳。

のせる。

つつく。

つかまえる。


夜露に濡れたコマクサ、開花前。

6時、燕山荘を後にします。

見納め燕岳。

ちなみに_。
この燕岳から、大天井岳を経て、槍ヶ岳に至る道程を
「表銀座縦走」といいます。
いつか歩きたい目標のコースです。

合戦尾根を下ります。


振り返った燕山荘。


ジョウジョウバカマ。

イワカガミの群生。


イワナシ。

9時05分 無事に下山しました。

帰り、安曇野散策。

実は安曇野。
妻が子供の頃、毎夏を過ごした場所。
いろいろ、思い出の場所を案内してもらいました。

「たこ平」で入浴。

蕎麦屋「くるまや」。
妻が子供の頃からよく行っていた店で、
「気狂いざる(5人前)」を3人で食べました。

そして、急いで東京へ戻りました。
大工:若林に会いに!

*****


燕岳。
どうして百名山に選ばれていないのか?と疑問に思うほど美しい山でした。

次回、表銀座縦走の通過点として登る事ができれば。

いい目標ができました。
槍ヶ岳。