リベンジ富士山。

リベンジ富士山。

タマケンひとり山岳部。
富士山に登りました。

ゼネコン社員だった頃、同期といっしょに登った事がある富士山。往復で12時間近くかかり、もうヘロヘロ。ほんとに辛かった記憶しかなく、「二度と登りたくない山」と当時は思いました。

あれからちょうど10年。登山経験を少し積んでの、リベンジです。

以下、富士登山の記録です。(山行日:7月24日(日))****************

今回は、富士宮口から。

夏季マイカー規制中の為、水ヶ塚駐車場でシャトルバスに乗り換え。

始発(5:30)に乗れました。

40分ほどで、富士宮口:五合目に到着。五合目から見上げた富士山。

6時18分、スタートです!

五合目の標高でさえ、2.380m。すでに瑞牆山や至仏山を越えています!

進行方向正面に太陽。眩しいスタートでした。

6時32分、六合目:雲海荘。(各合目ごとに山小屋があります。)

念の為、
小屋で酸素缶を購入した妻。
10年前の富士登山で苦労したのが、山頂付近の空気の薄さでした。富士山頂は気圧、酸素とも地上の2/3です。

すでに森林限界も越えており、山頂までほとんど変化の無い斜面。

7時04分、新七合目:御来光山荘。

休まず進みます。

自分はハイペースで進み、
妻はマイペースで進む。なので、ふたり別々で歩きます。各合目で待ち合わせ、で、また一緒に進む。その繰り返しでした。

7時45分、元祖七合目:山口山荘に到着。

標高は、3.000mを越えました。

富士登山中に出会う植物。この2種がほとんどです。
■オンダテ

■イタドリ

富士山の高山植物の種類が少ないのは、
富士山が氷河期以降に出来た山だからというのが主の原因だとか。

8時を過ぎたところで、下山する方々とのすれ違いが増えてきました。御来光を見た人たちですね。

時折、渋滞も発生しました。

余談ですが、富士山を登っている人って、他の山で出会う方々と比べると、軽い装備の人の割合が高いです。。
ホーキンスやナイキの靴も普通ですし、コンバースのオールスターの方も・・(笑)。ソールが外れた登山靴で下る女性もいました。

8時30分、八合目:池田館。

ようやく座って休憩。
オニギリ補給。

標高は、3.200mを越えました。

10年前にも見た「小銭の柱」。

9時07分、九合目:萬年雪山荘。

ちょうど、ラジオ体操の最中。
私もいっしょに体操しました。

萬年雪山荘では、布団干しも始まりました。

屋根上での布団投げ。
すごい技術です。

山頂はすぐ近くに感じます。けれど、ここからが意外に長く、標準タイムだと、ここからまだ80分。

同じ景色の中を、ひたすら登ります。

九合目の次は、九号5勺目:胸突山荘。9時38分。

トイレは各山小屋にあります。完全な料金制で、トイレ内に集金者がいる小屋もありました。

天気が良いので、ここでも布団干し中でした。

標高は、3.500mを越えました。

空気が薄く感じ始めます。
妻、酸素補給。

(ほんとに効果があるのか・・?)

いよいよ山頂へラストスパート。

10時18分。浅間大社奥宮と売店がある山頂に到着。

スタートから、ぴったり4時間。
思ってた以上に、余裕の到着でした。(10年前はこの時点でもうヘトヘトでした。)

ダイナミックな噴火口。

そして、最高所:剣ヶ峰へ!(10年前は、剣ヶ峰をパスしています。)

「馬の背」と呼ばれる最後の道。
これが嫌なほど急登でした。

剣ヶ峰の最高点にある標柱前には、記念撮影待ちの渋滞が起きていました。
その渋滞時間で、
初めて「ポケモンGO」をやりました(笑)。(前に並んでいた外人さんもやっていました。)

そして11時00分、剣ヶ峰の最高点に立ちました!標高:3775.5mです!

なお。この標柱より少し先に、辺りで最も高い部分があり、お賽銭が置かれています。ここ↓。

いつも、どの山の山頂に立っても富士山を探してしまいますが、当たり前ながら今日は、富士山は見つかりません。

売店で500円の炭酸飲料を飲んでから、

下山開始(11時35分)。

下りはもう休憩なしで、高速ダッシュ。(2度、転倒。)

そして、13時30分。無事に五合目に到着。

シャトルバスで駐車場まで戻ります。

10年前の記憶のせいで、「すごいハードな山」と思い続けていましたが、今回はほんと大したことなく、普通に登る事ができました。

翌日の筋肉痛もなし。タマケン山岳部の成果を実感。
リベンジ成功。