残雪と氷の瑞牆山

残雪と氷の瑞牆山

タマケンひとり山岳部。

登山を始めたばかりの頃、
2014年10月に登った瑞牆山(ミズガキヤマ)。
【2014.10 瑞牆山登山記録】

あの日の瑞牆山をキッカケに、
私は登山にハマっていきました。

2017年4月。
そんな瑞牆山に再び登りました。
前回は、紅葉のキレイな秋山でしたが、
今回は、残雪期の登山になりました。

以下、その記録です。
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中央道は須玉IC.で下り、
登山口を目指します。

朝日による逆光。
シルエットだけの瑞牆山が見えました。
ニョキニョキと岩が生えたような独特な山容です。

6時50分。
登山届を提出して出発。
(瑞牆山荘から)

30分程で手前の尾根に出ました。

目指す瑞牆山のピークと対面。

少し進めば富士見平小屋。
ちなみに。
ここから東へ進めば金峰山。
2015年3月、初めてピッケルを持って登った山です。
本当ヘトヘトになりました。
リベンジしてやりたい山のひとつです。
【2015.03 金峰山登山記録】

富士見平小屋から先に進むと、
残雪が現れます。

やっかいな事に、
踏み固められたトレースは、
カチンカチンに凍っていました。
早目にチェーンスパイクを付けます。

鞍部への下りです。
チェーンでも少し不安な氷の北側斜面。
先行していたソロの方は、
ノーアイゼンだったので、
ここでリタイヤしていました。

下りが終わるとホッとしました。

鞍部にある天鳥川を渡渉すると、
割れた大きな石が現れます。
桃太郎岩と呼ばれる巨石です。

桃太郎岩からは南斜面を登ります。
雪も氷も少なくなり
チェーンスパイクは外して進みました。

けれど進むにつれ、
標高が上がるにつれ、
雪と氷は前よりも増えていきました。
スパイク再装着(めんどくさい)。

凍った沢。
寒くはありませんでした。
アウターは全く必要ない程。

転んだら滑り台になりそうな鎖場。

途中、雪や氷が無いところもありましたが。
いちいちスパイクを脱着するのは大変なので、
もう付けっぱなしで進みます。
歩きづらいんですが。

こんな道もありました。
四つんばいで通過。

氷の中の葉っぱ。

荒れた岩場が続きます。
こんな感じの岩場を進むのが好きです。
2014年に初めて登った時も
楽しくてしょうがなかった記
憶があります。

そして気づけば。
聳え立つ大ヤスリ岩!
大迫力。
山頂は近いです。

山頂へは、
北側をぐるっと回ります。
雪がまだたくさんありました。

そして。
シャクナゲのトンネルを抜けると、

瑞牆山の山頂です。
標高:2.230m。
前回以上に快晴!

誰もいない山頂を独占できました。
(前回の紅葉シーズンはたくさんの人でした。)

南面は断崖絶壁。

恐る々上から覗く大ヤスリ岩。

あの雪のピークは金峰山。
ちょこんと突き出た五丈岩。

最高でした。
たぶん、こんな晴れた日に瑞牆山を登った人は
誰でも登山にハマるだろうと、山頂で思いました。

私たちとしては結構長め、
40分くらい休憩してから下山。

往きと同じルートを歩きます。
朝に比べて
雪と氷はだいぶユルんでいました。

富士見平小屋でスパイクを脱ぎました。

振り返ると瑞牆山山頂。

登山道を少し外れた巨石の下に、
里宮様という祠がありました。
また次の登山の安全をお願いします。

そして無事に下山完了!

なお。
前回の瑞牆山登山のブログを読み返すと、
「疲れた、筋肉痛になった」と書いてありますが、
今はもうこの程度じゃ全然平気になりました。
(そんな変化も嬉しいです。)

帰りの車窓。
山梨はまだ桜が満開でした。
(東京はもう散り終えた頃です。)

中央道の釈迦堂PAあたりは、
桃の花も満開でした。