霧氷の男体山!
タマケンひとり山岳部。
日光の男体山。
日本百名山の1つです。
独立峰で標高2.468m。
登山口から山頂までの標高差1.200m。
その標高差をただひたすら登り続けるという点で、
登山ブログ等のレポートでは、
「体力勝負の山!」と言われる事が多い山です。
4/29(祝):ゴールデンウイーク初日。
そんな日光男体山に満を持して登ってきました。
以下、日光男体山の記録です。
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朝7時、二荒山神社で登拝の受付。
入山料は、ひとり500円。
登拝の御守りがもらえます。
例年5月5日に山開きが行われる男体山。
(閉山は10月25日。)
けれど今年だけは、
「山の日(8/11)」の制定を祝して、
特別に4月23日から登拝可能になりました。
(閉山は、11月11日。)
一般的な山の場合、
「山開き」は単なる儀式で、
山開き前の登山は禁止されていません。。
けれど男体山に限っては、二荒山神社の私有地!
山自体が御神体ということもあり、
原則として開山期間中しか登れません。
なので、
4月の男体山に登るというのは、貴重な体験です。
7時15分。
鳥居を潜って登拝スタート。
安全を祈願してから。
まずは階段。
階段を登り切ったところで、「一合目」。
三合目までは、樹林帯をひたすら登り続けます。
分かりにくいと思いますが、なかなか急勾配です。
ちなみに。
この日はとても寒くて、
登山中ずっと細かい雪が降っていました。
(写真には写らないくらい細かい雪です。)
三合目に到着(7:40)。
ここから四合目までは舗装された道になります。
勾配は緩やか。
しばしホッとする時間。
ここまでで上がった息を整えます。
カメラで撮影する事はできませんでしたが、
青い羽の鳥をたくさん目撃しました。
そして四合目(8:01)。
舗装された道が終わり、ここからが本番です!
さあ、ガンガン登ります。
中禅寺湖を背にして。
五合目(8:19)。
陽射しはありますが、気温は低い!
こんな氷柱があちこちに。
(細かい雪も降っています。)
少しづつ岩が多くなってきました。
六合目(8:31)。
いよいよ本格的に岩場突入。
こういう岩場では、
ストックは邪魔になるので、いったん収納するのが普通です。
けれど、うちの妻はストックを絶対に離しません。
言っても聞きません(笑)。
ストックが無いと登れないそうです。。
ちなみに自分は、
(雪山以外では)ほとんどストックを使いません。
自分も妻も、今日は絶好調。
休まずガンガン登っていけました。
七合目(8:54)。
急登な岩場が続きます。
途中、鎖が何箇所かありましたが、
使う必要はありませんでした。。
すれ違った年配の登山者に教わりましたが、
明治期の鍛冶屋さんが作った鎖で、
当時の登山ルートでは必要だったそうです。
大きな鎖です。
避難小屋が見えました。
ここが八合目(9:13)。
瀧尾神社があります。
振り返れば、中禅寺湖が一望。
しばらくすると岩場が終わります。
霜柱ゾーン。
そして残雪ゾーン。
凍っています。
滑らないよう慎重に進みます。
(チェーンスパイクも準備していましたが、
使うほどではありません。)
そしていよいよ九合目(9:31)。
しばらく、こんな階段状の道を進みます。
そしてこの階段を登り終える頃、
森林限界を越えました。
再び中禅寺湖を眺めます。
溶岩で出来た赤い土。
森林限界を越えた事で、
風を遮るものが無くなりました。
強風が吹きつけます。
雲はビュンビュン流れ、
太陽は顔を出したり隠れたり。
とにかく寒い!!
そして、まさかの霧氷!
強風に体を煽られながら前に進みます。
(本当に寒い。)
そして。
鳥居を潜って、いよいよ山頂へ!!
勝利の鐘を鳴らします。
最後の鳥居の先。
あれが、本当の山頂のようです。
9:55。
男体山の山頂に立ちました(標高:2.486m)。
剣にタッチ!
(すごい強風で、妻は立っていられないほど。)
凍っています。
氷の剣!
山頂一帯、霧氷がすごくキレイ。
先日の那須岳でも思いましたが、
この時期の霧氷は「満開の桜」のように見えます。
美しい!
※写真では分かりませんが、相変わらず細かい雪が降っています。
強風を避ける為、
山頂にある避難小屋の陰で少し休憩。
パンやおにぎりを食べてエネルギーを補給します。
あまりの寒さに手の指先が痛い。。。
二荒山大神像に下山の安全をお願いしてから、
早々に下山開始です(10:22)。
帰りは、前方に中禅寺湖を眺めながら歩きます。
そして、
12時20分、二荒山神社に戻って来れました。
休憩を含め5時間05分。
自画自賛なコースタイムです!
神さまに無事を御礼。
帰路。
中善寺金谷ホテルの温泉に入りました。
いろは坂では、群生するミツバツツジを見ました。
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4月の男体山。
寒かったですが、
霧氷も見る事ができて素敵な山行になりました。
「ハードな山!体力勝負の山!」とか、
聞いていたわりに、意外と楽勝だった感じです。
(心の準備があったからかもしれません。)
※登山を始めたばかりの人には、絶対にハードだと思います。
これで、
日本百名山、21座目をクリアです!
そしてゴールデンウイーク。
この後、登山目的で四国へ行く事になります。
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