檜洞丸~ミツマタの群生にも出会う。

檜洞丸~ミツマタの群生にも出会う。

タマケンひとり山岳部。

4月最初の山は、
丹沢の奥地にある『檜洞丸』。
(「ひのきぼらまる」と読みます)。

夏山シーズンに向け、
少しづつ体を慣らしていこうと思い、
コースタイムがちょっと長めの山を選びました。
(標準コースタイム:7時間10分)。

ミツマタの群生や、ブナの森、
スリリングな岩場に、渓流歩き。
変化に富んだコースを楽しめた「檜洞丸」。

4月10日(日)。

以下、檜洞丸の山行記録です。
************

東名:大井松田ICを下りてから約30km、
7時15分に、西丹沢自然教室に到着。

トイレを済ませ、登山届を提出。
7時30分、登山開始です。

まずは、キャンプ場沿いの車道を歩きます。

ミツマタがキレイに咲いていました。

10分ほど歩くと、「つつじ新道」の登山口があります。

檜洞丸までは、4.6km。

はじめは、沢沿いを歩きます。

新緑はまだ3%くらいだと思いますが、

道中いたるところ、足もとにスミレが咲いていました。

(妻はスミレ大好き。)

しばらくは、比較的平坦な道。

その途中、ミツマタの群生地に遭遇しました。

キレイです。
通過するのがもったいない程。

川の音が聞こえたら、いったん下り、

「ゴーラ沢出合」という河原に到着です。
ここで、沢を渡って対岸へ向かいます。

ゴアテックスの靴で無かったら大変です。
また、この日は比較的水の量が少なかったからよかったですが、
雨の翌日なんかは手こずりそうです。

広い河原を進み、

もうひとつ小さな沢を渡ると、

こんな看板がありました。

いよいよ楽しくなっていきます。

今日は、標高差1000m以上を登ります。
岩場も現れ、ガンガン登りが続きます。

ちょうど馬酔木(アセビ)の花の時期。
たくさんの花を目にしました。

ブナの樹林帯の中、
登りが続きます。

超汗だくです。

そして現れる木階段。

昨年11月に登った塔ノ岳、丹沢山も木階段が整備されていました。
丹沢の特徴的なもののひとつですね。

薄曇りの中、富士山も姿を現しました。

やがて木階段が木道に変わります。
山頂まであと少しです。

この木道がある山頂周辺。
かつては鬱蒼としたブナの原生林があったそうです。

1980年代からそのブナが立ち枯れ、森が衰退していったとの事。
(原因の一つは大気汚染。)

さらに。
鹿の数が増え、その食害によって新しい樹木が育ちにくいという問題も。

木道自体は、植生保護の為です。
脇には、バイケイソウの芽がたくさん出ていました。

そして、10時03分。

檜洞丸の山頂に到着しました!
標高1.601m。
(丹沢山地では、4番目に高い山です。)

我々には珍しく、ゆっくり40分ほど休憩。
缶詰のカニ味噌をロールパンに挟んで食べました。

味はまあまあ(笑)。

昨年11月に登った丹沢山も見えました。

そして山頂を後にして、
スタート地点(西丹沢自然教室)へ戻ります。
ここまで来た路を戻るのではなく、犬越路を経由する周回コースで。

こんな看板がありました。

わくわくしてきます。

そして出発。
すると、すぐに、

ドーンと開けた稜線が現れました。
ここから先、この屋根伝いを歩いていく事になります。

細い屋根です。

転落しないよう注意しながら歩きます。

このころ、
富士山は雲に隠れ始めます。

上空にはヘリ。

後から知りましたが、ちょうどこの日。
富士山で2件の遭難事故があったそうです。
1件は滑落による死亡事故・・。
あのヘリはもしかしたら。

痩せ屋根を進みます。

笹の道もありました。

スミレの他にも、地面にはキレイな花が咲いていました。

そして、何度も現れる小ピークに、
繰り返すUP&DOWN。

梯子もあれば、

こんな崖も連続します。

なかなかなスリリングの連続。
滑落事故も起きているそうなので慎重に。

そして犬越路に到着。
ここでようやく屋根道が終わります。

すこし休憩。
そこで友達になったトカゲ。

犬越路を過ぎると、
しばらく急なガレ場を下ります。
(ここでヒザ痛。イヴを飲みました。)

やがて沢沿いの道へ。

ようやく平坦なコースに変わります。

水がとてもキレイです。

咲き始めたミツバツツジ。

こんなスミレも。

変わった植物も見ました。
家に帰ってから調べましたが、
これがあのマムシ草に変化するそうです!

そして用木沢出合に到着。
ここで登山道は終わり、
あと30分ほど舗装された道を歩きます。

まだ山奥は桜が満開です。

さようなら、ミツマタ。

13:30 西丹沢自然教室に無事に到着。
(総歩行距離は13.5kmくらいでした。)

や、檜洞丸、かなり楽しめました。
ぜひお薦めしたい山です。

******
なお、スタートからゴールまで、
休憩を含め、コースタイムはちょうど6時間でした。
(休憩を含まない標準コースタイムは7時間10分)。
久々にしては、まあまあ良かったと思います。

がしかし。
この後、久々に筋肉痛。
夏山に向け、これからもっと鍛えます。

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