冬の木曽駒ヶ岳!

タマケンひとり山岳部。
木曽駒ヶ岳は中央アルプスの最高峰でありながら、
ロープウェイで一気に標高2.645mまで上がれてしまう為、「アルプスデビューの山」とも言われます。
我々も昨年の9月に一度登りました。
壮大な千畳敷カールを歩き、
しかし今回は、積雪期。
千畳敷カールは雪崩の巣としても有名で、
過去に何人もの登山者が雪崩に巻き込まれ命を落としているそうです・・。
自分も万が一を考え、当日の朝まで悩みました。
けれど。。「自分だけは大丈夫」、「今回は大丈夫」という正常性バイアスがうまく働き、
山行を決心しました。
以下、冬の木曽駒ヶ岳の山行記録です。
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駒ケ根にある菅の台バスセンターへ。
(ここから先はマイカー規制)。
8:15の始発バスに乗るつもりでしたが、、
まさかの大行列!(さすがの建国記念日)
期待した臨時便もなかなか来ず、
結局3発目のバスにギリギリ乗車できました。
(補助席)。
バスは30分程で、しらび平に到着。
しらび平からはロープウェイ。
あっという間に千畳敷駅です。
(駅には雪崩の注意表示あり。)
圧倒的なスケール!そして大快晴!!
(異様な空の青さ、空と言うより宇宙。)
アイゼンを装着してから、
前回同様、駒ヶ岳神社で安全を祈願。
数日前、この千畳敷で結婚式を挙げたカップルがいたそうで、
雪の教会がありました。
不吉にも、この雪の教会が「棺」に見えたのは、
この看板のせい(笑)。
昨晩は雪が降ったようです。
はるか前方、先頭集団の方々のラッセルする姿が見えました。
(感謝。)
ゼエゼエハアハア・・あっという間に汗だくです。
妻はハードシェルを脱ぎました。
私は、「雪崩が起きませんように!」と念を唱えながら登ります。
本当、ドキドキでした(小心)。
前を歩く上級者グループに追いつき、
彼らの後ろにくっついて歩きました。歩き方も真似ます。
上級者の方々は、
一歩一歩本当ゆっくり進みます。
この歩き方をすれば雪の急登でも息を切らさずに登れました。
ここまでくれば雪崩は心配ありません。。
ホッとしました。
ただ稜線上は風があり、寒い!
再びハードシェルを着込みます。
前方に見えるのは中岳。
中岳を越えれば木曽駒山頂があります。
稜線上の雪はガッチガチに凍結しており、
踏み抜きはありません。
そして鞍部には山小屋が見えます。
昨年泊まった駒ヶ岳頂上山荘です。
(冬季は閉鎖しています。)
夏、山荘前はテント場になります。
実は昨年、テントを持参したのですが、組立中に部品忘れが発覚(笑)。
泣く泣くテントを諦めて、小屋泊になった経緯があります。
今日は、本当に登山日和。
どの山も晴れています。
それぞれの山頂で、大パノラマを見ている登山者が大勢いるはずです。
いつか登れる日が来る事を願います。
我々が山頂にいた時間は、ほとんど無風。
なんてラッキーな日でしょうか。
山頂に滞在したのは15分ほど。
そして下山。
私も去年の夏、あの山頂の巨石に上がりましたが、
この積雪期に登るなんて怖くて考えられません。
しかし、山頂付近をよく見ると・・・登っている人がたくさんいます(怖)!
滑落事故多発地帯。。
(※数日前にも、事故等があったようです・・。)
すいません。
ここから、再びの千畳敷カール!
小心者・・また雪崩が来る事をイメージ・・。
とにかくハイペースで下りました。
&バスに乗り、菅の台バスセンターへ。
THE DAY!
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