氷の華を探す:高尾山~陣馬山(往復)

氷の華を探す:高尾山~陣馬山(往復)
タマケンひとり山岳部。
高尾山~陣馬山を往復してみました。
総行程は約30km、
標準コースタイムは12時間です。
今回の登山には、
「氷の華を探す」という目的もあります。
 

シモバシラという名の植物が、
氷の華を咲かせるという話を聞きました。
以下、その記録です。
(登山日は1月15日)
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6時前、
まだ真っ暗な高尾山口。
始発はすでに出ていました。
ひっそり静かな
ケーブルカー乗り場前。
高尾山山頂までは、
メジャーな表参道を歩く事にしました。
ヘッデンの灯りを頼りに進みます。
中学生の頃、
大晦日の夜に友達と
ここを歩いた事を思い出しました。
月明り。
30分程で明るくなりました。
男坂。
薬王院へ。
朝日が上がりました。
次男の高校受験が間近だったので、
合格の祈願もしました。
そしてあっという間に、
高尾山山頂。
日の出を撮るカメラマンもいました。
奥高尾方面へ進みます。
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途中。登山道の脇に、
白く光るものを見つけました。
これです!
これがシモバシラの氷の華。
普通、シモバシラっていうと、
誰もがこちらを想像すると思います。
これは「地中の水分」が柱状に凍結したもの。
しかし。氷の華は、
シモバシラというシソ科の植物の「茎から」
吹き出た水分が凍結したものなんです。
必ず中心に茎を抱いています。
や、40歳を過ぎて初めて見ました。
シモバシラの氷の華!
この後も今日一日、
何個もこの氷の華を見つける事が出来ました。
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そして小仏城山の山頂。
相模湾も見えました。
進みます。
小仏峠。
おなじみの狸です。
次は景信を目指します。
そして景信山山頂。
ここでもほとんど休憩せず
すぐに出発です。
明王峠。
いよいよ陣馬山への道のり。
雪も現れました。
雪は凍っていました。
いちおうチェーンスパイクは用意して
いましたが、装着せずに歩けました。
そして陣馬山山頂!
白い馬と約1年ぶりの再会。
ようやくここで休憩。
熱々のおでん&けんちん汁を
食べました。
そして、白馬にさようなら。
来た道をリターンします。
この日は、
高尾山天狗トレイルという
トレランのレースが行われていました。
小仏峠から小仏城山までは、
レースコースと歩く道が重なった為、
数百人のランナーさんとすれ違いました。
帰りの薬王院では、
次男の合格お守りを買いました。
奥高尾縦走路と呼ばれる、
この高尾山~陣馬山のルート。
標高差が少ないので、
縦走登山の入門コースとされていますが、
やはり往復30kmとなると、
なかなか疲れました。
特に妻は、
膝にダメージを受けてしまい、
高尾山から高尾山口までの間は、
足を引きづり、苦痛の表情を浮かべていました。
そして14時15分に無事下山。
8時間15分の山行でした。