今熊山と金剛の滝~32年前に登った山を再訪。

今熊山と金剛の滝~32年前に登った山を再訪。

タマケンひとり山岳部。

もう30年以上も前、小学3年生だった頃。
カブスカウトのハイキングで登った山があります。
「今熊山」という八王子にある(標高505mの)小さな山です。

その30年前の事をなんとなく憶えています。
急な下りで転んだ事、山頂で弁当を食べた事・・・断片的な光景が浮かびます。

「滝」があったのも憶えています。。
滝のすぐ隣りには洞窟があり、その洞窟を潜ると、
古い石像が祀られたさらに大きな瀧があった・・。
おぼろげながら、どこかオドロオドロしい怖さを伴った記憶。

そんな記憶の中にある今熊山。
32年ぶりに登ってみました。

以下、今熊山の山行記録です。
(山行日:1月11日)
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八王子の小峰公園に車を止め、
ビジターセンターで地図をもらいました。

(ちなみに、この公園やビジターセンターは平成になってから出来たそうです。)

小峰公園内から山歩きが始まります。
桜屋根という名の尾根道。

山道には庚申塔や馬頭観音などの石碑が数多く点在しています。

古くからこの地域の生活に密着した山だった事が想像できます。

前半は穏やかな山道。

鉄塔の下も越えて。

「滝」を見る為、山頂へ向かうルートから少し外れます。

32年前の記憶を確認できるちょっとしたドキドキ感。

窪地に出ました。

陽の当たらない窪地。ここだけが白く霜が降りています。

奥へ。

岩壁に挟まれた谷部(ゴルジュ)に突入。

木の橋を渡ると、

滝がありました。

記憶通り!滝の横に洞窟があります!

暗い洞窟に潜入。
(怖がる妻。)

もうひとつの滝がありました。

滝の岩壁には石像も祀られています!
滝壺を見おろす不動明王さま。

32年ぶりの再会。
もっと大きな像だったと思いましたが、小さい像です。

階段があって少し上にあがれます。

見下ろした滝壺。

岩壁に囲まれた薄暗い滝壺。
32年前に感じたオドロオドロしさを、今回も同じように感じました。

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再び山頂へ。

だいぶ太陽も上がってきました。

今熊山山頂:標高505m。

32年前、この広い山頂でお弁当を食べたのも憶えています。

狛犬は、一体が完全に崩壊、もう一体も前脚がありませんでした。

下山。
南面を下ります。

この南面ルートは神社の参道になっているようです。

伐採されて丸裸になった山肌。
樹林帯なのにすごい陽当たり。

麓には今熊神社の本殿がありました。

ここから駐車場までの一般道にも、数多くの石碑や御地蔵さん。

トンネルを抜ければ、異世界から脱出です。