白馬岳〜憧れの大雪渓へ

白馬岳〜憧れの大雪渓へ
タマケンひとり山岳部。

8月の夏季休暇中、
白馬岳に登りました。

憧れの白馬大雪渓へ。

以下、白馬岳の記録です。

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仕事が終わって、
家に帰ったらすぐに寝て、
ほとんど仮眠でAM1時に起床。

いざ白馬へ出発っ!と思ったら、
デジカメを会社に置き忘れたのに気づき、
会社(新宿)に戻ってロス1時間。

関越~上信越道を過ぎ、
長野:大町街道は霧の中。
雨も降り出して絶望的な気分に。

それが白馬の麓に到着した頃。
雲はすっと消えていきました。一転歓喜。
白馬三山がよく見えます。
左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。

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6:00
八方の第三駐車場に車を停めて、
タクシーで猿倉へ向かいました。

登山口:猿倉にある猿倉荘。
ここで登山届を提出。

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6:40
歩き始めます。
最初は樹林帯から。

目指す白馬岳が見えます。

あちこち咲いていた山アジサイ。

三男は、
GWの安達太良山以来の登山。
三男のペースでゆっくり登ります。

マルバタケブキと蝶々。

大雪渓が近づき、
空気がヒンヤリしてきました。

出発からちょうど1時間。
白馬尻山荘に到着しました。
ここで一休憩。

白馬尻から10分くらい歩くと、

大雪渓が現れました。

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チェーンスパイクを装着。

大雪渓歩きスタートです。
これから約2時間、
この雪渓をひたすら登ります。

ここで怖いのが落石。
雪の上にある石は全て落石です。
妻と三男はヘルメットを被ります。

こんな巨大な石もあちこちに。
ヘルメット被っていても、
これはアウトです。

大きなクレバスも。
落ちないように迂回します。

ひたすら続く大雪渓。
雪の白、空の青、夏の緑。
ほんとう最高でした。
空気もヒンヤリで気持ちよく、
テンションも上がりっ放しで疲れません。

ベンガラで赤くなった雪。
落石多発箇所に近寄らないよう、
ガス発生時に道迷いしないよう、
ルートが色付けされています。

そして、
ようやく雪渓も終わりが見えました。

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チェーンスパイクを外して、
ここから山小屋までは2時間の登り。

角材+合板の橋で川を渡ります。
この橋。じつは前々日の雨で流され、
今朝復旧したばかりでした。

滑らないように慎重に。

振り返ると、雪渓を登る大行列。

頑張る三男。

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白馬岳は高山植物の宝庫。
花だらけでした。

クルマユリ

初遭遇!
ミヤマオダマキ
キレイです。

定番ハクサンフウロ。

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じわじわと発生したガスで
青空が消えていきました。

三男はもうバテバテ。
最後の登りで何度もへこたれました。

12:40
登り始めて6時間40分で、
ようやく山小屋に到着。
白馬岳頂上宿舎です。

売店で速攻BEER。
三男はカレー&ケーキ。

部屋は個室を予約済でした。
部屋名:ウルップ草。

布団の上で横になると、
三男はすぐに寝てしまいました。

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三男の爆睡中、
ふたりで白馬岳ピークハントへ。

天気はもう最悪。
ガスッガスの中を行きます。

山頂直下には、
もうひとつの山小屋があります。
白馬山荘。
きれいなカフェもあり、大人気な山小屋です。

この白馬山荘の脇には県境表示。

時折、
一瞬だけ青空が見えましたが、

真っ白な山頂一帯。

花はたくさん見えれました。

イブキジャコウソウ

イワツメクサ

イワギキョウ

コマクサも発見。

そして15時ち
ょうど、
白馬岳山頂に到着!
標高:2.932m、
38座目の百名山です。

奇跡の晴れを期待して、
しばらく山頂で粘りましたがダメでした。

下写真の時がMAX晴れた一瞬です。
晴れていたら大絶景が見れたのですが。

頂上宿舎へ戻る途中、
ますますガスは濃くなっていきました。

ウルップ草。

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宿舎では、
救助隊や医大生さんたちによる
山岳講座がありました。

夕食は、
嬉しいバイキング(朝食も)。

睡眠不足のおかげで、
19時頃には寝てしまいました。

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朝。窓の外は雨。
ガスに包まれたままでした。
天気予報も一日ガス。

本当は、もう1泊して
杓子岳&白馬鑓ヶ岳へ縦走する
計画でしたが、中止を決めました。

ちなみに、この日は8月11日。
山の日でした。

レインウェアを着て、

下山。

幸い雨は上がりましたが、
ガスはそのまま。

イワオウギ。

初遭遇、
ミヤマクワガタ。
すごい名前です。

大雪渓を下ります。
ガスの中で怖いのは、
落石に気がつかない事。
早くこの大雪渓を抜けたいと思い、
スピードアップして下りました。

ただ、ガスの大雪渓は、
これはこれで幻想的な感じ、素敵でした。

大きなクレバス。

そして大雪渓も終わり。

おつかれさん。

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樹林帯で撮ったキレイナ蝶々。

下山開始から4時間半。
猿倉に無事帰還。
がんばった三男。

タクシーで八方に戻って、温泉へ。

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このまま東京へは帰らず。
富山へ向かいます。

大糸線と並行して走る千国街道。

北陸道を経て、
富山の入善へ着きました。

イルカの頭蓋骨。

新しく出来た御店「入善牡蠣の星」で
牡蠣を食べに来ました。
魚津や入善の岩牡蠣。

北陸新幹線が開通して
キレイになった富山駅。

富山駅前で一泊。

翌朝、岩瀬浜へ。

海水浴して、

蟹を捕まえました。

それから、立山へ向かいました。