黒斑山.蛇骨岳.鋸岳.Jバンド

黒斑山.蛇骨岳.鋸岳.Jバンド

タマケンひとり山岳部。

浅間山の外輪山である黒斑山。

登山を始めたばかりの頃、
2015年2月、

雪山の時に登りました。
【2015年2月の黒斑山登山記録】

そして。
2016年の10月。
再び、黒斑山に登りました。

ただ今回、
黒斑山は通過点。
その先の蛇骨岳、仙人岳、鋸岳、
そしてJバンド、賽の河原まで行きます。

以下、その記録です。
**************

6時45分。
小諸市:高峰高原ビジターセンターに到着。

登山口。

浅間山の噴火警戒レベル表示。
前回(2015年2月)はレベル1でしたが、
今回はレベル2!!
レベル2は、火口周辺規制。
前掛山へは行けませんが、
今日のコース範囲はギリギリOKです。

7時ちょうど。
登山スタートです。
前回は雪に覆われていた登山道。
雪が無いと、違う印象ですが、
黒斑山までのルートはほぼ憶えていました。

高峰高原に向う車窓、
晴れた空にキレイな朝焼けを見ました。
が、あいにく登山スタート後は、
もう完全に雲に覆われていました。
再び晴れる事を期待しながら
歩きます。

紅葉は終わり頃。
もう少し早ければ、
黄金のカラマツが見れたはず。
※カラマツは「落葉する針葉樹」です。

進みます。

「トーミの頭」が見えた頃は、
既にガスガス。。
晴れていたらここで、浅間山がドーンと右方に現れるんですが。

(下写真:2015年2月)

強風を受けながらの登り。
秋山登山の気分で来ましたが、
初冬です。
寒い。

トーミの頭に到着。

そして、黒斑山山頂。
眺望はありません。
ほんと残念・・。
前回は、こんな景色でした。

山頂に置いてあった温度計。
※東京では、
最高気温がまだ20℃程度ありました。

進みます。
ここから先は初めてのエリア。
一気に登山者がいなくなりました。
寒さとガスと強風も加わり、すごく不安。

霧氷も出来始めました。

誰もいない蛇骨岳に到着。
2.366m。

進みます。

毛の長い絨毯のような霜柱。

天気は回復せず、
ますますガスは濃くなりました。

ガスの稜線を過ぎると、
仙人岳に到着。
2.319m。

進みます。

次に目指すピークは鋸(のこぎり)岳。
その名通りの稜線が続きます。

ドウダンツツジの林。
枝を掻き分けて進みます。
那須:三本槍岳の悪路を思い出しました。

Jバンドへの分岐。
いったんこの分岐をスルーして、
鋸岳山頂へ向かいます。
トレランの方が2人いました。
人に会えるとホッとします。

鋸岳:2.254m。
赤い土。

展望もなく、寒く、
すぐにリターン。

Jバンド分岐へ戻りました。
ここからの、
このJバンド下りが
今日の核心部だったと思います。

左手には、
今にも落石しそうな岩壁。
右は崖。

たくさんの落石が道を塞いでいました。

ほんと落石が怖くなりました。
「早くこの一帯を過ぎたい」。。
スピードを上げて、
先行したトレランの方を追いました。

けれど。
トレランの方はガスの中に消え、
ますますの悪路。。
しかも寒さによるGPSバッテリー切れ。
本当怖くなり、
ここで撤退を決めます。。。
来た道を引き返す事にしました。

がしかし。。
実は我々、道を間違えていたようです。
引き返している途中、
後から来た登山者さんと話をして、
さっきの道がコース外だった事を知ります(涙)。

他の登山者さんたちと一緒に
正しい道を進む事ができました。
(※なお、先に進んでしまったトレランの方とはその後無事に再会。)

賽の河原と呼ばれる、
荒涼とした風景の中を進みます。

浅間山の裾野を、
左に見ながら歩きます。

葉を落としたカラマツの樹林帯。

前掛山、浅間山への分岐点。
もちろん立入禁止です。

草に覆われた一帯、
湯の平口まで来ました。

首の無い地蔵さま達。

ここから、「草すべり」を登り、
トーミの頭まで戻ります。

や、この草すべり。
ほんと疲れました。。
1時間続く延々の急登。

トーミの頭に戻って来れた時は、
ほんと嬉しかったです。

下山は、
往路と異なるコースを選びました。

天然カラマツの群落を、
ゆっくり歩きました。

そして、

無事に下山完了。

高峰高原ビジターセンターで
カレーを食べました。

帰路。

標高が低いところでは、
まだキレイなカラマツの紅葉が見れました。

広葉樹も。