タマケンぶらり散歩➂稲荷鬼王神社
タマケンの近所の歴史やスポット等を紹介する『タマケンぶらり散歩』。
第3回は、『稲荷鬼王(きおう)神社』です。
場所はタマケンのお隣にあります。
稲荷鬼王神社は、全国でも珍しい鬼を祀る神社で、江戸時代の承応2年(1653年)に建てられました。
節分では鬼を悪者とせず、「鬼は内、福は内」と言って豆を撒くそうです。
毎年9月のお祭りでは、お神輿が職安通りや区役所通りを練り歩きます。タマケンの大工やスタッフも、毎年お神輿を担いでいるんですよ。※コロナ期間はお祭りの規模縮小のため担げていません
こちらは区役所通りに面した神社正面。
入口左には鬼の水鉢、通称『リキ様』があります。
もともとは、江戸時代にこのあたりの武士の家にあったリキ様。
毎晩水鉢から水音が聞こえてうるさいので、武士が刀で切りつけました。
しかし、その後武士の家に不幸が続いたので、鬼王神社に奉納したとのこと。
奉納された後も、水鉢から『痛い、熱い』と声が聞こえてきたので、当時の宮司さんや氏子さん達で水をかけていたら、近所の子供の体調が良くなるようになったと言われています。
今では子どもの成長にご利益のある水鉢として祀られ、新宿区指定有形文化財にもなったそうです。
神社の裏手には『富士塚』があります。
富士塚は「西大久保の厄除け富士」として、富士山に登るのと同じご利益があると言われています。昭和5年(1930)に建てられました。
この富士塚、初代タマケンの田村健次郎さんを含む近所の方達で寄贈をして、植木屋さんたちがつくったそうです。
富士塚の前の石碑には、寄贈した方々の名前が刻印されています。
↓一番右に田村健次郎さんの名前があります。
↓この屏風岩にも、田村健次郎さんの名前があります。
いかがでしたでしょうか?
350年以上の歴史を誇り、
面白い伝説や、古くからタマケンとゆかりもある、稲荷鬼王神社。
タマケンの近所には、こんなパワースポットもあるんですよ。
ぜひお参りに行ってみてください。
次回もお楽しみに!
タマケン山田