防空壕奇譚~戦争をリアルに感じる。
下高井戸の家。
現場に空いた深さ2.5m程の穴。
この穴なんなんだっ??
「配水管や地下の水脈に徐々に土が流れ出て出来た穴では?」と不安に。
今日、ユンボを入れて、穴を掘り返して見ました。
バケットで土を掘り、穴の全体像を探ります。
穴は1m程掘ると、横に広がっていました。
それから締め固まっていない柔らかい土を除去し、ロームの地山だけの状態に。
私も穴の中に降りて見ました。
穴の中には大人2人が座って過ごせる空間がありました。
下の写真は穴の中の壁です。
明らかに人が道具を使って掘った形跡がありました。
穴は固いロームの中にあり、
配管や水脈に流れ出ているような形跡は一切ありませんでした。
結果として、穴は「防空壕」だと思います。
人が手掘りした跡がある事だけでの判断ですが、
それ以外に「手掘りしてこれだけ大きな穴を庭に掘る理由」は無いのでは。
(地底人がいたら別ですが。)
この土地の前の持ち主さんにも(不動産屋さん経由で)この穴の事を聞いてみました。
しかし、前の持ち主さんは戦後の昭和23年に引っ越して来たので全く御存知なく。
(防空壕だと確信した上で~。)
実際にこの穴に私も潜り、手掘りした壁に触れた時に
戦時中この穴を掘った人、潜った人の事をリアルに感じました。
今まで色々と戦争について見たり聞いたりしてきましたが、
今日のが最もそう感じた瞬間です。
65年前、日本は本当に戦争してたんです。
しかし、この穴の上にレッカーを置いて建方をした事を思い出し、蒼白。
穴は今日、しっかり埋め戻しました。
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