屋根工事~金物と面戸が付きました

下高井戸の家。

雨の降らない間に、屋根工事が進んでいます。
下高井戸の家は、南側の軒の出が1500mmあります。
よって、許容応力度計算が必要です。
その結果、登垂木と棟木、母屋の取り合い部には金物が必要になりました。

棟木部分には両ネジボルトM16で両側から緊結しています。



母屋部分はコーチボルトで母屋と登垂木を緊結します。



手刻みで木組の家を作るのなら金物は、なるべく使いたくありません。
しかし法的な制限があり、一部に金物を使わざるをえません。

だから、うまく金物を隠す事を考えています。
2階梁の取り合い部も「かくれんぼう」という金物を使っています。


一般の羽子板ボルトでは梁側に見えてしまうので、この金物になりました。

今回、構造設計をYMさんという設計者にお願いしました。
YMさんには、これら金物の件を含め、「木組」について多くを教えて頂きました。
YMさんとは一昨年、「木組ゼミナール」という建築家:松井郁夫さんが主宰する伝統工法の学校で知り合いました。
この出会無しに、下高井戸の家の「木組」はありませんでした。

ちなみに、この下高井戸の家にはホールダウン金物は一切ありません。
YMさんが、低い壁倍率の耐力壁をうまく配置してくれた結果です。
その壁については、またこのBLOGで報告します。

面戸(t=45)が取付完了。



現場の手洗に「波板の屋根」と「来客用のヘルメット置場」、「IKEAで買った150円の時計」を設置。


また、今日は意匠設計のNさんに金属屋根の色を決めてもらいました。
色名は「ギングロJK」。渋い名前です。

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